三木大和会館の業務部に所属している三坂建太さん。
23歳という若さですが、物静かで落ち着きのある印象です。学生時代に祖父が亡くなった際、たつの大和会館の葬儀でスタッフの対応の良さに感銘を受け、この仕事に興味を持ったといいます。

業務部の仕事は故人様を病院へお迎えに上がるところからご葬儀内容の打ち合わせ、式場準備や霊柩車の運転などを担当します。
入社３年目、少しずつ業務に慣れてきたという三坂さん。いつも早めに出勤し、その日の状況を確認すると率先して準備に取りかかるそうです。

お客様との打ち合わせでは、故人様の家族構成やお寺などの情報を事前にきちんと把握してから臨みます。
「情報不足では失礼にあたりますし、お客様から聞かれる前に家族形態やご意向に沿った内容をこちらから提案することで安心感を持っていただけると実感しています」との言葉からは頼もしい一面がうかがえます。

現在は葬儀の司会検定に向けて勉強中。
司会者はお客様の要望を式に反映し正確に伝えなくてはいけません。
試験合格には案内の正確さや対応力が求められます。
原稿は過去に先輩が作成したものや式場の外で耳を傾けて参考にしたものを作成。原稿内容を確実に覚えるために片道約１時間の通勤時に車の中で練習しているのだとか。
「覚えた原稿を先輩方に聞いていただき、イントネーションや間の取り方などのアドバイスを受けています。この仕事では司会ができるようになったら一人前と言われるので、まずは目の前の難関を突破したいですね」と意欲を燃やします。

上司の川村支配人は何事にも動じず、コツコツと業務に取り組む姿をたくましく思っています。
「まだ23歳と若いですが、真面目に仕事と向き合う姿は誰からも好感を持たれていますね。検定に合格して、三坂君らしく丁寧で思いやりのある司会で参列された皆様に特別な時間を提供できるようになってほしいですね」と期待を寄せます。

お客様から「大和会館でお葬式を頼んで本当に良かった」と言われると疲れも吹き飛ぶという三坂さん。葬祭のプロフェッショナルを目指して着実にステップアップを図っていきます。